一般社団法人国際標準化協議会（ISF）設立趣旨

　一般社団法人国際標準化協議会（ＩＳＦ）の前身である国際標準化協議会は、一般財団法人日本規格協会の一組織として１９８６年の設立以来、ISO／IECにおける国際標準化に参画する国際議長、国際幹事、国内委員会等を有する各種団体、企業等を主なメンバーとして、会員間での情報交流、日本規格協会等からの情報提供を行う場として活動を行ってきました。

　しかしながら、昨今の経済社会のグローバル化の進展とともに、地球規模での課題が山積する中にあって、国際標準の果たす役割、位置付けが、我が国産業、国民生活にとって極めて重要なものとなってきており、こうした国際標準化支援業務の実施にあたっては、国際標準化活動への参加者が中心となって、これを推進していくことが、そのニーズにきめ細かく対応するためにも適切、かつ効率的であるとのことになりました。

　「一般社団法人国際標準化協議会」は、かかる環境の中、我が国の関係者が国際標準専門家間での情報共有を図る場とすることにより、我が国の産業が戦略的国際標準化を進め、国際標準化機関に対し我が国産業界の意見を反映させ、我が国産業界の発展と標準利用者の利便性の向上に貢献することを目的として国際標準化協議会をベースに２０１２年８月に設立されました。